お盆やお彼岸、法事などの際に仏壇にお供えする「霊具膳(れいぐぜん)」。先祖の霊に感謝し、日々の食事を共にする気持ちを込めて供えるものですが、正しい盛り付け方や作法を知っていますか?
今回は、霊具膳の意味や盛り付け方、注意点について詳しく解説します。
目次
霊具膳とは?
霊具膳とは、仏様やご先祖様に供える食事のことです。
主な目的
・感謝の気持ちを伝える
・日々の食事を共にするという供養の心
・故人が生前食べていたものを供え、想いを馳せる
霊具膳はお仏壇やお墓に供えられることが多く、特にお盆や法事の際には欠かせません。
霊具膳の基本的な内容
霊具膳は、一汁三菜(ご飯+汁物+おかず3品)が基本です。
基本の献立
飯碗(ご飯):白米が基本。お粥を供える場合もある
汁椀(汁物):味噌汁または精進汁(動物性の出汁を使わないもの)
平椀(煮物):根菜類を中心とした煮物
壺椀(和え物):酢の物やおひたし
高坏(香の物):漬物や果物
※肉・魚・にんにく・ネギ・ニラ・ラッキョウ・ショウガなどの「五辛(ごしん)」と呼ばれる強い香りの食材は避けるのが一般的です。
霊具膳の正しい盛り付け方
配置の基本(仏様の視点で盛り付ける)
仏壇に供える際は、仏様の立場から見て正しく配置する必要があります。
注意点
・仏様に供える際は「仏様の視点」で配置する(自分が食べるときの配置とは逆)
・お箸は供えない(仏様は手を使わないため)
・ご飯の量は少し多めに、ふんわりと盛る
霊具膳を供えるタイミング
朝のお勤めの後に供える
お供えは基本的に朝に行い、夕方には下げるのが一般的です。
法事やお盆の際には特に丁寧に
法要の日やお盆の期間中は、特別な気持ちで供えます。
お供えした後の食事について
仏様にお供えした食事は「おさがり」としていただきます。感謝の気持ちを持ち、無駄なくいただくことが大切です。
まとめ
・霊具膳は仏様やご先祖様への感謝の気持ちを込めて供える食事
・基本は一汁三菜(ご飯・汁物・煮物・和え物・香の物)
・仏様の視点で配置し、お箸は供えない
・朝に供え、夕方に下げて「おさがり」としていただく
霊具膳を正しく盛り付け、供養の心を大切にすることで、ご先祖様や仏様とのつながりをより深く感じることができます。ぜひ、毎日の供養や特別な法要の際に取り入れてみてください。

