仏壇の前に座って手を合わせるときに使う「仏壇用の座布団」。実は、日常的に使う普通の座布団とは、見た目や意味合いだけでなく、サイズや使い方においても明確な違いがあります。
その違いや意味、選び方のポイントについて解説します。
目次
仏壇用座布団の特徴
格式を重んじたデザイン
仏壇用の座布団は、法事や供養の場にふさわしい厳かな雰囲気を演出するため、金襴(きんらん)や緞子(どんす)といった光沢のある豪華な織物が使われることが多く、文様にも菊や蓮など仏教に由来する柄が使われます。
厚みと張り
仏壇用座布団はしっかりとした厚みと張りがあり、座ったときに沈みすぎず姿勢が保ちやすくなっています。これにより、長時間の読経や供養の際にも正しい姿勢を維持しやすくなります。
サイズがやや大きめ
通常の座布団よりも一回り大きめに作られていることが多く、「八端判(はったんばん)」という正方形(約59cm×63cm)が一般的です。広めのサイズで、正座の姿勢にも適しています。
まとめ
デザイン :金襴や仏具文様など格式高い柄
用途 :仏事・法要・読経などの場
厚み・形状:厚くて張りがあり、姿勢保持に向く
サイズ :八端判(大きめ)
意味合い :故人や仏様への敬意を込める道具
仏壇用座布団の選び方
宗派や家風に合った柄を選ぶ
宗派によって好まれる文様や色味がある場合もあるので、家の伝統に合ったものを選ぶと安心です。
法事用と日常用で分けるのもOK
普段はシンプルなもの、法事には金襴など格式あるものを使い分ける家庭もあります。
手入れのしやすさも重要
供花やお線香の灰などで汚れやすいため、カバー式や洗える素材を選ぶのもおすすめです。
まとめ
仏壇用の座布団は、見た目の豪華さだけでなく、故人や仏様への敬意、そして正しい姿勢で供養するための工夫が込められた特別な座布団です。普段使いの座布団とは異なる意味合いがあるため、仏事の際にはぜひ専用のものを用意しましょう。形式を重んじる心が、ご先祖様への敬意となって伝わります。

