打敷とは?仏壇の敷物の種類と使い方

仏壇

仏壇を彩る「打敷(うちしき)」をご存じでしょうか?
普段のお参りではあまり目にしないものかもしれませんが、法事やお盆、お彼岸など特別な仏事の際に仏壇や経机に飾られる美しい敷物です。

この打敷の意味や種類、正しい使い方について解説します。

打敷とは?

打敷とは、仏壇の中の須弥壇(しゅみだん)や前机(経机)に掛ける布で、仏前を荘厳(しょうごん)=美しく、厳かに整えるために用いられる仏具のひとつです。
本来は仏様への敬意を表すためのもので、特別な日や儀式の際に使われます。

打敷の種類

打敷には大きく分けて以下のような種類があります。

三角打敷(さんかくうちしき)

最も一般的な形。仏壇の前机に掛ける三角形の布で、装飾性が高く、法事やお彼岸などで使用されます。

長方形打敷(ちょうほうけいうちしき)

経机全体を覆う形の布。仏壇ではなく寺院や大きな祭壇などに使われることが多いですが、家庭用仏壇にも使われることがあります。

直垂(ひたたれ)型

須弥壇の手前に垂らすタイプで、装飾の一部として用いられます。

打敷の文様と素材

打敷には、蓮の花、菊、宝相華(ほうそうげ)などの仏教的文様が施されており、金襴や緞子(どんす)など高級な織物が用いられるのが一般的です。
季節や行事に応じて柄や色を変えることもあり、仏前の衣替えのような意味合いを持ちます。

打敷の使い方とタイミング

打敷は日常的に使うというよりは、以下のような特別な仏事の際に使用するのが基本です。

・お盆
・お彼岸
・年忌法要(1周忌・3回忌など)
・命日
・仏教行事(施餓鬼供養など)

使い終わった打敷は、きれいに畳んで保管し、湿気や虫から守るようにしましょう。

宗派によって異なる使い方も

打敷の使用頻度や位置、文様に対する考え方は宗派によって多少異なることがあります。たとえば、浄土真宗では仏前を飾る文化が強く、色や文様の意味に特にこだわる傾向があります。
自宅の宗派に合わせた使い方を知りたい場合は、菩提寺に相談するとよいでしょう。

まとめ

打敷は、仏壇を美しく整え、仏様に敬意を表すための大切な仏具のひとつです。普段のお参りには必要ありませんが、特別な日にはぜひ用意して、仏前を荘厳に演出する心遣いを大切にしましょう。
形や柄に意味が込められた打敷は、ご先祖様や仏様への感謝の気持ちを形にする、美しい日本の伝統文化のひとつです。

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