家庭の事情によって、仏壇を二つ持つことになるケースは珍しくありません。たとえば、夫婦それぞれの実家から仏壇を引き継いだ場合や、宗派が異なる家同士が一つの家庭になった場合などです。では、「仏壇が二つあること」に問題はあるのでしょうか?
仏壇が複数ある場合の意味や注意点、心がけたいポイントについて解説します。
目次
仏壇が二つあるのは問題ない?
結論から言うと、仏壇が二つあること自体に宗教的な問題はありません。
仏壇はあくまでご先祖様や仏様を敬い、供養する場です。それぞれの仏壇に心を込めてお祀りしていれば、数の多少は問題にならないとされています。
ただし、以下のような点には注意が必要です。
仏壇が二つある場合の注意点
並べて置く場合は高さ・配置に配慮
仏壇を並べて置くときは、どちらか一方が格上・格下と見なされないように、同じ高さ・同じ大きさになるよう配慮しましょう。
片方が豪華すぎたり、極端に大きかったりすると、もう一方の位牌が軽んじられているように見える可能性があります。
宗派が異なる場合は分けて祀るのが無難
仏壇の宗派が異なる場合、それぞれの宗派の作法や仏具があるため、無理に一つにまとめず、別々に祀る方が自然です。
それぞれの宗派に敬意を払い、仏様やご先祖様に対して失礼がないよう心を配りましょう。
お参りの心は平等に
二つ仏壇があると、どうしてもどちらか片方だけを頻繁に拝んでしまいがちです。
しかし、供養の心は平等に向けることが大切です。定期的に両方の仏壇に手を合わせましょう。
仏壇をまとめたい場合はどうする?
スペースや管理の都合で仏壇を一つにまとめたい場合は、菩提寺や信頼できる僧侶に相談することが大切です。宗派が同じであれば、位牌を一つの仏壇にまとめることも可能です。
異なる宗派の場合は、それぞれの教えに沿った方法で整理する必要があります。
まとめ
仏壇が二つあることは決して問題ではなく、それぞれのご先祖様を敬う心があれば、むしろ丁寧な供養の形とも言えます。
大切なのは、数や大きさよりも、日々の感謝と祈りの気持ち。仏壇の数にとらわれすぎず、それぞれに心を込めて手を合わせることを大切にしましょう。

