仏壇に飾る「瓔珞(ようらく)」とは?飾り方やお手入れ方法

仏壇

仏壇をよく見ると、上部に繊細な飾りが吊るされていることがあります。キラキラとした装飾で、美しい存在感を放つこの仏具は「瓔珞(ようらく)」と呼ばれるものです。
今回は、瓔珞の意味や飾り方、そしてお手入れの仕方についてわかりやすくご紹介します。

瓔珞(ようらく)とは?

瓔珞とは、もともとインドの貴族が身につけていた宝石を連ねた装飾品を意味する言葉で、仏教とともに日本に伝わり、仏像や仏具の装飾に使われるようになりました。

仏壇における瓔珞は、仏壇の内部上部に吊るす装飾仏具で、金属やビーズ、金襴などで作られ、蓮の花や房飾りを模したデザインが特徴です。
これは、仏様の世界である極楽浄土の荘厳さを象徴し、仏壇の空間をより神聖で美しく見せる役割を果たしています。

飾り方のポイント

瓔珞は基本的に仏壇の天井部分(天蓋)から吊るす形で飾られます。正しい飾り方を確認しておきましょう。

ご本尊の真上やその周辺にバランスよく吊るす
一対(左右対称)で飾るのが一般的
・高さがご本尊や位牌の邪魔にならないように調整する
・仏壇のサイズに合った大きさ・デザインを選ぶ

取り付けには小さなフックや紐を使い、しっかりと固定することが大切です。

お手入れの方法

瓔珞は細かく繊細な作りのものが多いため、こまめなお手入れで美しさを保つことが重要です。

ホコリをこまめに取り除く

柔らかいハケやブラシ、または毛先の細かい筆を使って、細部まで丁寧にホコリを払います。乾いた布での軽い拭き取りも有効です。

湿気と直射日光を避ける

金属製の瓔珞は湿気でサビやくすみが出ることがあるため、湿気の多い場所では除湿剤を活用しましょう。直射日光も色あせや劣化の原因になります。

長期間使用しない場合は収納も可

瓔珞は特別な時期(お盆や法要など)だけ飾る家庭もあります。使用しない期間は柔らかい布で包み、箱に入れて保管すると長持ちします。

瓔珞は必要?省略してもいい?

現代の住宅事情や仏壇のコンパクト化により、瓔珞を飾らない家庭も増えています。絶対に必要というわけではありませんが、瓔珞を飾ることで仏壇全体の印象が引き締まり、特別な雰囲気が生まれます。

仏壇をより厳かに、美しく整えたい方にとっては、瓔珞は心のこもった演出のひとつとしておすすめです。

まとめ

瓔珞は、仏壇を荘厳に彩る伝統的な装飾仏具です。ご本尊を引き立て、仏の世界を表現する役割を持つこの飾りは、日々の供養の場に華やかさと神聖さを添えてくれます。
丁寧に飾り、こまめにお手入れをすることで、ご先祖様や仏様への敬意がより深く伝わる供養空間をつくることができるでしょう。

みんなの仏壇処分

関連記事

特集記事

TOP