お仏壇や法要などで故人の遺影を飾る際、「男性と女性の写真はどちら側に並べればよいの?」と悩まれる方は少なくありません。
実はこの遺影の左右の位置には、一定の慣習やマナーが存在します。
遺影の男女の左右の基本的な考え方と、飾る際の注意点についてご紹介します。
並べ方の基本
遺影の左右は「向かって右が男性・左が女性」が基本
遺影の並べ方には、故人の遺影を正面から見て、右側に男性、左側に女性を配置するという一般的なルールがあります。
これは、古来の「右上位(うじょうい)」の考え方に基づいています。
「右上位」とは、儀式や格式ある場で右側が上座とされる日本古来のしきたりで、これにより男性を右、女性を左に配置するのが一般的となっています。
並べる人数が多い場合は?
夫婦以外にも、親子や兄弟姉妹など複数の遺影を並べる場合もあります。
その際も、基本的には年齢や立場の高い方を向かって右側(上座)に配置します。
例
祖父・祖母 → 向かって右に祖父、左に祖母
父・母 → 向かって右に父、左に母
複数の兄弟姉妹 → 年長者から右に配置
宗派や地域による違いは?
基本のルールは全国的に広く用いられていますが、地域によっては左右の配置が異なることもあります。また、宗派による厳密な決まりはあまりありませんが、寺院によって推奨される配置がある場合も。
そのため、もし迷う場合は、菩提寺や葬儀社に確認するのが安心です。
飾り方の注意点
・写真は遺影として、黒枠付き・背景が落ち着いたものを使用
・仏壇や祭壇に飾る際は、位牌やご本尊よりも控えめな高さで配置
・ほこりをこまめに取り除き、清潔に保つ
また、遺影は故人を偲ぶ大切な象徴ですので、丁寧に扱うことが供養の第一歩となります。
まとめ
遺影を並べる際の基本は、「向かって右に男性・左に女性」。これは伝統的な礼法に基づいた配置であり、法要や仏壇での飾り方として一般的に用いられています。
ただし、地域や家庭の事情に応じて臨機応変に対応することも大切。大事なのは配置よりも、故人を敬い、丁寧に手を合わせる心です。
遺影は、今も心の中に生きる大切な存在。正しい位置に飾り、感謝の気持ちを込めてお参りしましょう。

