仏壇や法要の場で欠かせない存在、それが「ろうそく」です。
ろうそくの灯りは、仏様やご先祖様のもとへ祈りの心を届ける象徴であり、空間を清め、静寂をもたらす役割も果たします。
一見どれも同じように見えるろうそくですが、実は種類が豊富で、目的や場面に合わせて選ぶことが大切です。
ここでは、ろうそくの主な種類と、選び方のポイントをご紹介します。
目次
ろうそくの種類
白ろうそく(和ろうそく/洋ろうそく)
もっとも一般的な仏事用ろうそく。
法要や日常のお勤め、お盆などさまざまな場面で使われます。
和ろうそく
芯が太く、炎が大きくゆらぐのが特徴。
菜種油やハゼの実など天然素材で作られることが多く、環境にもやさしい。
洋ろうそく
パラフィン系の原料で作られており、安価で煙が少なく、家庭の仏壇でよく使われます。
絵ろうそく
花や風景などが描かれた美しいろうそく。
特にお盆や命日、初盆など特別な日の供養に用いられることが多く、仏前に華やかさを添えます。
LEDろうそく(電池式ろうそく)
火を使わない安全なタイプ。
マンションや高齢者世帯などで重宝されており、仏壇用としても広く普及しています。
蜜蝋ろうそく
ミツバチの巣から採れる天然の蝋でできたろうそく。
優しい香りと落ち着いた灯りが特徴で、環境にも配慮した選択肢です。
ろうそくの選び方のポイント
ろうそくを選ぶ際は、以下の点を意識するとよいでしょう。
使用目的で選ぶ
日常の供養には小ぶりな洋ろうそくを。
法要やお盆には華やかな絵ろうそくや和ろうそくを。
火気厳禁な環境ではLEDタイプを。
炎の安定性・燃焼時間をチェック
仏前で長く灯しておきたい場合は、燃焼時間が長く、炎が安定したものを選ぶと安心です。和ろうそくは芯が太く風に強いのも特徴。
安全面・衛生面も重要
ろうそく立てにぴったり合うサイズを選び、ロウ垂れしにくい設計のものを使えば、仏壇を清潔に保つことができます。
また、小さなお子様やペットがいる家庭では、火を使わない電池式ろうそくが安心です。
まとめ
ろうそくは、ただの明かりではなく、祈りの心を象徴する大切な仏具です。
その炎は、故人や仏様に私たちの思いを届け、静かな時間の中で心を整えてくれます。
供養の場面やご家庭の環境に合わせて、最適なろうそくを選びましょう。
丁寧に灯された小さな炎が、ご先祖様との絆をやさしく照らし出してくれるはずです。
