仏壇処分を考える際、気になるのがその費用と業者選びです。
適切な業者を選ばないと、不要なトラブルや高額な料金が発生する可能性もあります。
本記事では、仏壇処分の費用相場や、業者選びのポイントを詳しく解説します。
安心して処分を進めるために、まずは費用相場を把握しておきましょう。
仏壇処分の費用相場とは?

仏壇処分の費用は、主に大きさによって異なります。相場を把握することで、適正価格で処分ができ、無駄な出費を防ぐことができます。ここでは、仏壇の種類別に処分費用の目安を解説します。
仏壇の処分費用の目安
仏壇の種類や大きさによって、処分費用は大きく変動します。例えば、以下のようなケースが考えられます。
小型の仏壇

小型仏壇(高さ60cm程度)は、一般的に処分費用が安価です。相場としては、10,000円〜25,000円程度です。小型仏壇はコンパクトで軽量なため、運搬や処分が簡単で、費用が抑えられます。
中型の仏壇

中型仏壇(高さ90cm程度)は、25,000円〜40,000円程度が目安です。大きさや重量が増すことで処分費用が上がります。業者によっては、解体作業が必要になる場合もあり、その分コストがかかることがあります。
大型の仏壇

大型仏壇(高さ120cm以上)は、40,000円〜75,000円以上の費用がかかることがあります。これには、仏壇の解体作業や運搬にかかる手間が含まれます。特に、豪華な装飾が施されているものや重いものは、処分費用が高くなることがあります。
仏壇処分を依頼する業者の選び方

仏壇を処分する際、どの業者に依頼するかによって、費用や対応、供養の仕方が大きく異なります。
後悔しないためにも、業者選びは慎重に行う必要があります。
業者を選ぶ際に確認すべきポイントや費用相場、悪質業者を避けるための注意点を詳しく解説します。
料金の確認ポイント
仏壇の処分費用は、仏壇の大きさや処分方法、地域、供養の有無によって異なります。目安として、以下のような相場があります。
| 仏壇のサイズ | 処分費用の目安 |
|---|---|
| 小型(~50cm) | 約10,000~25,000円 |
| 中型(50~100cm) | 約25,000~40,000円 |
| 大型(100cm以上) | 約40,000~75,000円 |
※この費用には、お焚き上げ供養や回収運搬費が含まれていない場合もあるので注意が必要です。
見積もりを取って費用の内訳を確認しよう
仏壇処分業者によって、費用の提示方法が異なります。以下の点を確認しましょう。
- 基本料金に含まれる内容(供養・運搬・処分)
- オプション費用の有無(供養証明書など)
- 出張費や階段料金の加算有無
- 対応エリアと追加料金の有無
複数業者から相見積もりを取ることで、適正価格を把握しやすくなります。
後悔しない業者選びのチェックポイント
信頼できる仏壇処分業者を見つけるためには、以下のようなポイントを確認することが大切です。
1.供養の有無と内容を確認する
- 供養後に「証明書」の発行されるか
- お問い合わせの電話対応で作業工程をしっかり説明してくれるか
- ホームページに実績が掲載されているか
これらの対応がある業者は、信頼性が高いといえます。
2.明瞭な料金体系と見積もり提示
ホームページや電話相談で、料金を明確に提示できない業者は要注意です。
基本料金のみ表示して、あとから追加料金を請求するケースもあります。
見積からの追加料金が無いか、料金内訳の説明を丁寧にしてくれる業者を選びましょう。
3.実績・口コミ・対応の良さ
- 実績が豊富(サイト内に実績を掲載しているか)
- 電話・メール対応が丁寧で親身
- Googleレビューでの評価が高い
これらの要素も、安心して依頼できる業者かどうかを判断する基準になります。
トラブル回避!悪質業者を見抜くための注意点

残念ながら、仏壇処分の業界にも悪質な業者が存在します。
トラブルに巻き込まれないよう、以下の点に注意しましょう。
1.料金トラブルに注意
- 広告には「格安」と記載されていたのに、実際は高額請求された
- 見積もり後に勝手に追加費用が発生した
- 見積書を出さない
こういったケースでは、必ずトラブルに発展します。
事前に見積を依頼し、記載内容を保存しておくことが重要です。
2.不適切な処分方法
悪質業者の中には、以下のような問題行為を行うところもあります。
- 仏壇を供養せず、そのまま粗大ごみとして廃棄
- 回収した仏壇を不法投棄
- 無許可で処分を請け負う
これらは、依頼者にも法的責任が問われる可能性があります。
安全を高めるには、所在地がしっかり明記している業者に依頼するのがおすすめです。
仏壇処分の手順と注意点

仏壇処分は、方法によって手順や注意点が大きく異なります。
自分で行う場合は費用を抑えられる反面、宗教的配慮や搬出作業の負担が伴います。
一方、業者に依頼すれば安全かつ適切に処分できますが、費用や業者選びに注意が必要です。
ここでは、それぞれの方法と流れを分かりやすく解説します。
自分で処分する方法とそのリスク
仏壇は自分で処分することも可能ですが、いくつかの注意点とリスクがあります。
自分で処分する一般的な流れ
- 菩提寺や僧侶に依頼し、お性根抜き(魂抜き)を行ってもらう
- 仏壇を解体し、自治体のルールに沿って粗大ごみとして出す
- 仏具や位牌などは別途、供養やお焚き上げを行う
自分で仏壇を処分する場合、上記のように複数の手順を踏む必要があり、宗教的配慮や搬出作業もすべて自分で手配しなければなりません。
そのため時間と労力がかかり、特に大型の仏壇やマンション住まいの場合は搬出が大きな負担となります。
費用は抑えられる反面、こうした手間がかかる点を理解しておくことが重要です。
自分で処分する場合の主なリスク
- 供養や魂抜きが不十分だと、精神的な不安が残る
- 大型仏壇は搬出や解体が大変で、怪我や破損の恐れがある
- 搬入や搬出で、車や自宅の壁に穴をあけてしまう恐れがある
- 自治体によっては仏壇の回収を断られる場合がある
費用を抑えられる反面、手間や宗教的配慮の負担が大きい点がデメリットです。
仏壇の処分は、単に不要になった家具を廃棄するのとは違い、宗教的な儀式や家族の気持ちの整理が必要です。
誤った方法で処分すると、精神的なわだかまりや親族間のトラブルにつながることもあります。
正しい手順と注意点を理解してから進めましょう。
業者に依頼する際の流れ
仏壇処分を安全かつ丁寧に行うためには、専門業者に依頼する方法がおすすめです。
一般的な流れは次の通りです。
1. 問い合わせと見積もり
仏壇のサイズ、設置場所、供養の有無などを業者に伝えます。写真送付や現地訪問での見積もりも可能です。
2. 見積もり内容の確認と予約
お見積り費用に「供養・運搬・処分」が含まれているかを必ず確認し、問題なければ作業日時を予約します。
3. 魂抜き・供養
提携寺院や僧侶による魂抜きや読経を行います。立ち会い型と代行型があり、希望に応じて選べます。
4. 搬出・回収作業
業者が仏壇を丁寧に搬出します。サイズや重量のある仏壇でも安全に対応可能です。
5. 解体・処分
搬出後は、保管専用の倉庫で回収し解体します。
6. 供養報告
供養やお焚き上げ後、希望すれば供養証明書や報告書が届きます。
業者依頼のメリットは、宗教的配慮から運搬・解体まで一括で任せられる安心感です。
自分で行うよりデメリットが少なく行えます。
宗教的な配慮が必要な場合の処分方法
仏壇は、宗派や地域によって処分方法や供養の形式が異なります。
宗教的な意味を理解したうえで手続きを進めましょう。
宗派ごとの供養方法
- 浄土真宗:魂抜きの概念はなく、読経による感謝とお別れが中心
- 曹洞宗・真言宗:魂抜きの儀式を行い、その後読経で供養
- 日蓮宗:特定のお題目や形式での供養が必要な場合がある
迷った場合は、菩提寺や信頼できる僧侶に相談するのが確実です。
処分業者も提携されているので、わからない場合は電話で相談してみるのが良いです。
位牌・仏具の取り扱い
仏壇処分の際には、仏具(位牌や遺影、お鈴)などもセットで供養・処分することが多いです。
基本的に合同供養の場合には、遺品やそれに関わるものすべてが対象になります。
業者によっては、仏具の量によって追加料金が加算される場合がありますので、依頼の際は確かめてみてください。
仏壇処分に関するよくある質問(FAQ)

仏壇処分を検討する際、多くの方が疑問に思う点をまとめました。
事前に確認しておくことで、手続きや準備がスムーズになり、安心して処分を進められます。
仏壇処分の際に必要な書類や準備物は?
仏壇処分には特別な書類が必須というわけではありませんが、以下の準備をしておくとスムーズです。
主な準備物
- 位牌・仏具:仏壇内の位牌や仏具を整理し、供養が必要なものと不要なものを分ける
- 遺影や過去帳:処分前にデジタル化や保管方法を検討
- 鍵や付属品:引き出しや扉に鍵がある場合は一緒に保管
必要な書類(業者依頼時)
- 見積書・契約書(作業内容と費用を明記)
- 供養証明書(供養後に発行される場合あり)
- 領収書(支払い後に必ず受け取る)
特に供養証明書は、親族や菩提寺に対して「きちんと供養した証拠」として提示できるため安心です。
宗教的な背景がある仏壇の処分方法は?
仏壇には宗派ごとの宗教的背景があるため、処分前に正しい手順を踏むことが重要です。
宗派別の一般的な供養方法
- 浄土真宗:魂抜きの儀式は行わず、読経で感謝の意を表す
- 曹洞宗・真言宗:お性根抜き(魂抜き)を行い、その後読経で供養
- 日蓮宗:特定のお題目や儀式で供養を行う
処分の流れ
- 菩提寺や僧侶に相談し、供養の方法と日程を決める
- 供養(魂抜き)を行い、仏壇からご本尊・位牌を取り外す
- 仏壇本体を業者または自治体ルールに沿って処分
注意点
- 宗派によって供養の形式が異なるため、自己判断せず必ず相談する
- 位牌や仏具も併せて供養が必要な場合が多い
- 菩提寺との関係が深い場合は、無断で処分しないほうが良い
宗教的背景を尊重しながら処分を進めることで、家族や親族の理解も得やすくなります。
まとめ
仏壇の処分は、費用や手間だけでなく、心の整理にも関わる大切なステップです。
安易に安さだけで業者を選ぶのではなく、供養の内容や信頼性、実績などを総合的に見て判断しましょう。
- 相場を把握して適正価格を見極める
- 明確な説明と見積もりがある業者を選ぶ
- 供養や対応の丁寧さを重視する
- 悪質業者を避けるために、口コミや許可を確認する
これらを意識することで、大切な仏壇を安心して任せることができます。

