仏壇や位牌を処分する際に必要なのが「魂抜き」という儀式です。
仏や先祖の魂を送り出し、仏壇を物として扱えるようにするための重要な手続きについて解説します。
目次
魂抜きとは?
「魂抜き」とは、仏壇や位牌に宿っているとされる仏や先祖の魂を抜き、その物をただの物として扱える状態にするための儀式です。「閉眼供養(へいがんくよう)」とも呼ばれ、仏壇や位牌の処分や買い替えや引っ越し時など仏壇を移動する際に行われます。魂抜きは、仏教において仏壇や位牌を尊重し魂をきちんと送り出すために重要な儀式とされています。
仏壇をご購入された方はご存じかと思いますが、購入時には「開眼供養(かいげんくよう)」という法要を行い、この時に僧侶の読経で仏壇に安置されるご本尊の目を開き、位牌には故人の霊魂が宿るとされ、こちらは「魂入れ」呼ばれます。
魂抜きの目的
仏壇や位牌は、先祖の霊や仏が宿っている神聖な場所として扱われます。
魂抜きの儀式を行うことで、それらの霊を解放し、仏壇や位牌を物として処分できるようにします。
魂抜きを行わないまま仏壇を捨てることは、仏や先祖に対して不敬とされるため、この儀式は必ず行うべきとされています。
魂抜きの方法
魂抜きは通常、僧侶が読経を行い、魂を仏壇や位牌から解放する儀式です。
以下が一般的な手順です。
・僧侶の読経
僧侶が仏壇や位牌の前でお経を唱え、魂を安らかに送り出します。
・魂の解放
読経が続く中で、僧侶が特定の動作や祈りを通じて魂を仏壇や位牌から抜きます。
・供養の終了
魂が抜かれた仏壇や位牌は、もう神聖なものではなく、物として扱うことができるようになります。
魂抜きが必要な場面
仏壇や位牌を処分する時
魂を抜かないまま捨てることは不敬なので、必ず魂抜きを行います。
仏壇の買い替え時
古い仏壇を新しいものに替える際も、魂抜きが必要です。
引っ越しや長距離の移動時
仏壇や位牌を移動する場合も、一旦魂抜きを行い、新しい場所で再度魂を入れる「魂入れ」を行うことがあります。
魂抜きを依頼する方法
魂抜きは、基本的にお寺や僧侶に依頼します。
通常は自宅に僧侶を招いて行うか、仏壇や位牌をお寺に持ち込んで行います。
費用は寺院や地域によって異なりますが、目安として数千円から数万円程度が一般的です。
魂抜きは、仏壇や位牌を敬意を持って処分するための大切な儀式です。
仏教の教えに基づいて行われます。感謝の気持ちを込め、仏壇や先祖に対して丁寧に別れを告げるための重要な手続きです。

